Piffero(ピッフェロ)は主にイタリア・アペニン山脈北西部
●リグーリア州 Liguria(ジェノバGenova) ●ピエモンテ州 Piemonte(アレッサンドリアAlessandria ) ●ロンバルディア州 Lombardia(パヴィーアPavia) , ●エミリアロマーニャ州 Emilia-Romagna(ピアチェンツァPiacenza) |
に遥か昔から伝わる伝統楽器です。
起源は西暦200年代のオリエントのダブルリード楽器にあり、西暦1100年代にヨーロッパ各地(イタリア、フランス、スペイン等)に伝わり、
長い歴史の中で各地の気質や風土により、少しずつ形を変えながら演奏されてきました。
Pifferoはそんな最も古い形を現代に伝える楽器の一つで、今でもイタリア・フランス・ドイツなどのプレーヤーによって
ヨーロッパ各国のお祭りなどで演奏されています。
音色は、起源のオリエントの楽器に比べ、クラリネットやオーボエのように造りが肉厚なため音楽的にとてもコントロールし易く、
ダブルリードならではの憂いを帯びた柔らかい表現から、チャルメラのような底抜けに明るい音色を出すことができます。
実際の演奏では、アコーディオンやバグパイプの伴奏と共に、伝統的なヨーロッパのポルカ・ワルツ・マズルカ等のリズムで伝承曲が演奏され、
お祭りの道中囃子やダンス音楽など、お祝いの席に欠かせない幸運幸福の音色として親しまれています。
私達二人は、日本人で初めて現地にて保存会とアーティストの協力のもとで学び、日本各地でその音色を響かせています。
●現地のプレーヤーリスト
http://www.appennino4p.it/suonatori3
現地でレクチャーを受けた時の記事
現地の演奏者との交流の様子
ベルリンフィルやミラノスカラ座で活躍中のファゴット奏者である彼女は、素晴らしいピッフェロ奏者でもあります。
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